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【相場見通し】追加経済対策による現金給付効果が米指標に!【短期目線も解説】

相場見通し

昨日発表された米生産者物価指数、小売売上高ともに良好な結果となりました。説明していたようにインフレ懸念が増した感じですね。その影響を受けて、米長期金利は一時1.33%まで上昇しました。
参考 1.33% 10-Year Yield – Logan MohtashamiLogan Mohtashami

生産者物価指数(PPI)は、予想+0.4を上回り前月比+1.3%と11年ぶりの伸びとなりました。米小売売上高に関しても、予想+1.1%を大きく上回り前月比+5.9%という結果に。追加経済対策による現金給付の効果が出ている証拠ですね。

コロナ収束に向けて、より消費行動が活発になると考えられるので、インフレは間違いないでしょう。政府がいくら一時的だと言ったとしても市場は反応すると思いますので、長期金利の上昇はまだ続くでしょうね。

前から言っているように市場はすでにインフレを見越した動きになってきています。例えば、いつも市況に書いているCOPPER(銅)なんかはGOLD(緑ライン)よりパフォーマンスが良いですよね。銅は、工業用に需要が高まるので、景気回復の影響は受けやすいです。

最終的には現状資産の大半を占めるゴールドと円に徐々に戻すつもりですが、景気回復序盤ではこのように需要を考えた投資が必要になってきます。私がコモデティETFに投資しているのも同じ理由です。

投資先が決まらないどういう考え方をしたら良いかわからないって人は、まずは脳みそリセットして原点に戻って考えてみてください。

「需要があるのか、無いのか」

まずは、コレです。今は、景気回復していく段階なので、この考え方もしやすいと思いますので、一度景気回復していく段階では、どういったものに需要が集まるんだろうって考え方をしてみてください。色々見えてくると思いますよ。


昨日は、原油価格が急落する場面もありました。

これはサウジアラビアが自主減産をやめ増産を計画しているとの報道から売られる流れになりました。現在は価格は安定しています。
参考 サウジ、原油増産を計画 減産から一転 - WSJWSJ Japan


FOMC議事要旨では、早期テーパリング(資産購入額の縮小)の可能性についてはなにもなくサプライズ無く無風となりました。(起きてた時間返せ(´・ω・`)) 継続相場って感じですね。長期金利は少し休憩している流れ。
参考 FOMC議事要旨、資産購入縮小の状況「しばらく」訪れない - BloombergBloomberg.com

株式見通し

ダウは想定通り、押し目買いの流れになりましたね。ローソク実体で赤帯を大きく下抜けることなく反発しています。今現在は反落していますが、高値ブレイクでロング取る流れが今のところは優勢かなと思います。

長期金利みても利回りはまだ株の方が優勢ですし、お金余りの相場ですから中々ショートは厳しい流れ。入るとしても今現在のような高値圏での反落狙いで細かい値幅を取るくらいしか出来ませんね。

本格的ショートは、もっと金利が上がってきてトレンドがしっかり転換してからで良さそう。金利が危険なほど上げだすまでは、下げたら「ショーターさん 押し目をありがとう\(^o^)/」くらいの勢いで良さげ。

現在の個別スタイル

キャッシュ半分の比率で、経済回復期待でバリュー銘柄や、コロナ禍でダメージを受けた、ホテル関連(ハイアット,マリアット)、航空関連(デルタ,サウスウエスト)、エネルギー関連(エクソンモービル)などに目を向け、保有。経済回復に伴って長期金利上昇で短期金利との金利差が生じることを考慮し、金利差で利益が出やすい銀行株ETFにも注目。また、景気回復に伴って消費行動が活発になれば、インフレ上昇しやすくなるので、コモディティメインのETF(GSG)に投資中。コロナ回復基調に入れば、多めにしているキャッシュから徐々に上記の銘柄達に流す。決算の良い大手ハイテク株などは長期保有枠。

インフレを見越した投資

●ドル資産は持たない、現金は円
●適度なインフレの場合は、株式多めに運用してもいいが、過度なインフレの場合は貴金属を多めにする。
●景気回復に伴い工業用などで需要が高まる銅にも注目
●コモディティに注目

為替見通し

ドル円

チャネル上限から反落し、市況していた105.683付近で反発している流れになっています。基本的にドル円は、長期金利に大きく左右されるので、短期では入っていません。他のドルペアポジの方向性確認として見るようにしています。

ここから水平線を下抜けたとしてもチャネルセンターラインがありますし、長期金利の上昇も考えチャネルセンターラインを下抜けるまでは、底堅い流れになると予想。上昇していった際はウェッジも想定してチャネル上限を節目として考えるシナリオを頭に入れておきます。

ユーロドル


市況通り赤線下抜けでショートポジ保有中。このシナリオになったことで上値はより重たくなりました。現在米長期金利が少し落ち着いていることもあり、一旦の反発はあってもおかしくなさそうですが、上値の重さを考えると中々ロングに踏み切れない。

ただ、このままチャネル下限に向かって下落せずに安値切り上げて黄色チャネルを上抜けるようなことがあれば、ロングでついていくと思います。

ひとまずはショートホールドしつつ、長期金利の動向を監視するターンって感じで。時間軸が大きいので、短期トレードしている人は、15分足などで一旦上昇トレンド(4時間の戻り目)を作った場合、再度下にトレ転したらついていくみたいな流れでよろしいかと。

ポンドドル

ポンドドルは、長期金利上昇でのドル買いの影響を受けて強弱が出辛く押し目判断がしにくくなってきたので、短期では現状あまり動かしたくないです。日足で見ると、強い上昇トレンドということが分かりますので、日足レベルの調整があれば積極的に買っていきたい。

高値づかみになりかねない動きになってるように感じるので、短期では調整狙いに絞るのがリスク小さいと思います。

ゴールド

昨日のショート利食い後、保ち合いや調整無しでサポートラインを下抜けたことによりちょっと力不足でしたね。ここからは、赤の点線または、赤の実線のシナリオを想定します。赤点線のように割ったラインをレジスタンスとしてそのまま反落した場合は、特にエントリーはしません。

理由としては、パワーが足りないと感じるためです。そのまま反落したとしても安値切り上げる可能性が考えられますし、緑の水平線(11/30の安値)があるので、値幅も小さいです。

赤の実線のシナリオになった場合は、それぞれ上抜けたラインを下抜けるかどうかに注目。下抜けたらショートでついていきます。


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本日の注目経済指標

  1. 21時30分 欧)ECB理事会議事要旨公表(1月21日開催分)
  2. 22時00分 米)ブレイナードFRB理事の発言
  3. 22時30分 米)新規失業保険申請件数
  4. 22時30分 米)住宅着工件数/建設許可件数
  5. 22時30分 米)フィラデルフィア連銀景況指数
  6. 24時00分 米)ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言